技術の概要
当社の技術は、バネ性を持つ多点式接点(バンドコンタクト)を採用しており、複数のルーバー(接触部)が並列に当たることで接触抵抗を低減します。各ルーバーがバネとして働き、接続時に一定の力で押し続けるため、安定した通電性能を発揮します。接触抵抗が低い構造のため、着脱時の操作がスムーズで作業性に優れ、繰り返しの着脱にも高い耐久性を維持できます。また、省スペース設計により、狭いスペースでの設置にも対応可能です。これらにより、安定した性能と高い利便性を両立した接点構造となっています。

このバンドコンタクトを接点として用いたコネクタ製品を提供しています。誤接続を防ぐための構造を備えた製品もラインアップしており、安全性と確実な接続性を確保しています。標準品は単極コネクタですが、多芯タイプのコネクタや、コネクタと電線(ケーブル)を組み合わせたアッセンブリ品など、お客様の用途に応じたカスタマイズにも対応しています。

社会とのつながりと技術の必要性
労働人口減少に伴い、迅速・安全・スキルレスな導体接続技術が求められています。こうした課題を解決するために、当社はバネ性のある多点式接点を採用した大電流まで対応可能な着脱式通電技術を開発しました。この技術により、誰でも簡単に着脱できる高信頼な通電を実現しています。多様な電線サイズやお客様のニーズに応じたカスタマイズが可能で、最近では、災害対応やデータセンタ向けなどの狭隘箇所での作業性を向上させたケーブル付きコネクタを開発しました。これらの製品はお客様から高い信頼を得るとともに社会インフラの信頼性向上にも貢献しています。

技術の強み
- 独自のバネ性の多点式接点構造により、安定した通電性能を実現
- 大電流(700A)の通電が可能
- お客様のニーズに応じたアレンジ設計が可能(ケーブル付き加工など)
導入実績・事例紹介
- 機器間の接続部(着脱が必要なところ)データセンターなど大電流使用している機器
- 移動式電源(非常用発電機、バッテリー)
- 古河電工時報第129号(2012年1月)
高電圧直流(HVDC)給電システム用コネクタ - 古河電工時報第143号(2024年2月)
高難燃柔軟ケーブル+プラグインコネクタ - 澁澤賞(第63回 2018年)
誤挿入・誤接触防止機構付き給電ケーブル用コネクタの開発
今日より豊かな明日を実現する