技術の概要
当社の技術は、精密設計された金型を用いて、最大約4mの大型ゴム成形品の射出成形を可能にします。笠部と胴部を一体成形することで界面を極力削減し、内部に組み込まれるFRP(繊維強化プラスチック)ロッドとの高い密着性を確保することで、優れた構造的一体性と高い絶縁性能を実現しました。一般的なポリマーがいしは端末金具部にシール材を充填してシーリングしているのに対し、当社製品は信頼性向上を目的とした密封構造(外気を完全に遮断する気密封止構造)を採用し、外被ゴムを金具部まで被せることでシール材を一切使用しない構造を実現しています。さらに、古河電工グループとの共創による独自材料開発により、超高電圧にも対応可能な高品質シリコーンゴムを開発しました。

社会とのつながりと技術の必要性
電力の安定供給には、送電線を支えつつ電気を絶縁する「がいし」が不可欠です。「がいし」が無いと、鉄塔に電気が流れて、電力を安定して送ることが出来ません。従来の磁器がいしは「重い・割れる」といった課題があり、特に東日本大震災では多くのがいしが破損しました。さらに、労働人口減少に伴い、輸送効率化や施工の省力化が求められています。こうした課題を解決するために、軽い、割れない、汚損特性に優れた「ポリマーがいし」が注目されており、当社は、長年のゴム研究成果と成形技術を組み合わせた大型ゴム成形技術を持って、電力輸送設備の合理化や維持管理コスト低減に貢献しています。
技術の強み
- 国内メーカーで唯一、最大4mの大型成形が可能
- FRPロッドとの均一な密着成形による高信頼性
- 超高電圧に耐えるゴム成形
- 古河電工グループとの共創による独自材料開発
導入実績・事例紹介
- 電力会社(国内)
- 鉄道会社(国内)
- 古河電工時報 第104号(1999年7月)
架空送電線用複合がいしの開発 (その1) - 古河電工時報 第106号(2001年6月)
架空送電線用複合がいしの開発(その2)
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