古河電工パワーシステムズ株式会社

技術情報

最上試験線

最上試験線の写真

最上試験線は、きびしい気象環境下での送電線用付属製品(ダンパ、スぺーサなど)の評価を目的として、1979年に強い局地風「清川だし」が吹く山形県立川町に1,2号鉄塔を建設しました。

1994年には、東京電力(株)殿のギャロッピング(注1)抑制対策技術の開発を主目的として、3,4,5号鉄塔が増設され、さらに2000年には、UHV送電線のギャロッピング研究を目的として、地上高85mの鉄塔6-7号が建設されて現在に至っています。

主な研究と成果

最上試験線では、模擬着雪を電線に取付けてギャロッピングを発生させ、多くのギャロッピング対策品の実証試験を実施してきました。

その中でも、ルーズスペーサ(電線の回転を束縛しない把持部を有するスペーサ)は、5年以上の歳月をかけて2,4,8導体の実証試験を行い、ギャロッピングに対する有効性を確認するとともに、製品の更なる改良に反映しております。

この結果、ルーズスペーサはギャロッピングによる雪害対策品として、実線路への採用が年々増加しています。

(注1)「ギャロッピング」 :
送電線に雪や氷が付着して強風が吹き付けると、付着した雪や氷が飛行機の翼のように作用して、希に電線が大きく振動する現象。この大きな振動で相間の電線が接近し、短絡などにより停電事故に至ることもあります。本文に戻る

ページの先頭へ